土地価格の鑑定評価
土地の価格を知りたい時、近隣で公表されている国土交通省の地価公示価格や都道府県の地価調査価格(基準地)または、国税庁の発表している財産評価基準書(路線価)等を参考にすることが多いと思います。
しかし、不動産は個別性が強く、その形状や法的規制、借地権などの権利関係の有無等により、実際の時価はこれらの公的な価格とかけ離れた水準になっている場合が少なくありません。そこで、適正な価格を知るために、専門家である不動産鑑定士による鑑定評価をおすすめ致します。
特に次に挙げた特徴を持つ土地については、鑑定評価がお役に立ちます。
・ 形状が不整形、間口狭小(道路接面部分が狭い)、奥行長大(いわゆる「鰻の寝床」)の土地
・公法上の規制の複雑な土地(複数の用途地域や指定容積率にまたがった土地、建築規制等により通常の建物が建てられない土地等)
・ 無道路地や私道部分を含む土地
・ 広大地(近隣の標準的な画地より規模が大きい土地)
・ 崖地や法地を含む土地
・ 市街化調整区域内の土地
・ 宅地見込地地域内の現況雑種地
・ 隣接地との併合・分割を行う場合(限定価格)
・ 老朽化した建物がある土地(取壊し最有効)
・ 土壌汚染のある土地、埋蔵文化財包蔵地
この他にも、一般的な土地の相場と異なるケースが多々ございますので、まずはご相談ください。
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